絞り(F値)と被写界深度とは|カメラの基礎知識


絞り(F値)と被写界深度とは|カメラの基礎知識

絞り(F値)と被写界深度とは

【絞り(F値)】
絞りとは、レンズの絞り開口部の大きさを意味します。絞り羽根の開口が大きいほど、センサーまたはフィルムを感光させる光の量が多くなります。絞りの大きさは絞り値Fで表され、標準的な絞り値は、絞りが大きなものから小さなものまで順に、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22となります。

 

絞りの開きが小さいほど、F値は大きくなります。例えば、非常に小さな開口では値はF22となり、反対に非常に大きな開口では値はF1.4となる。F値が小さくなるほどレンズは明るくなります

 

絞り値と開きの関係は一見紛らわしいですが、実際には論理的です。絞り値は、レンズの焦点距離と開口の直径との比です。

 

50mmレンズで絞り値をF2にすれば、開口の直径が25mmで、比は50/25、つまり2となる。レンズをF1.4まで「開く」と、レンズの焦点距離と開口の直径との比が1.4、開口の直径は35.7mmとなる(50÷1.4=35.7)。F1.4の方がF2より絞りの開きが大きいことがわかります。

 

【被写界深度】
被写界深度とは、画像の中でピントが合っている所の一番手前から一番奥までの距離をいい、絞りの開きの大きさ、レンズの焦点距離、ピントを合わせた位置によって変わります。他の条件が同じならば、絞りの開きが大きい(F2)ほど、また焦点距離が長いほど、被写界深度は浅くなります。被写界深度を深くする(近くから遠くまでピントが合っている状態にする)には、短い焦点距離のレンズを使い、絞りを最小(F22)にします。また、被写界深度を浅くするには、長い焦点距離のレンズを使い、絞りを最大(F1.4)にします。

 

ピントの合った細密な写真を撮るには、絞りの開きを小さくすることが必要です。光の状態によっては、撮影者が求める被写界深度に応じて絞りを開きます。

 

露出計が示す推奨値よりも実際の露出を上下したいときは、マニュアル設定(M)でシャッター速度か絞り値を調整します。どの数値を変えるかは、被写界深度と動きの表現のどちらを重視するかで決めます。

 

被写界深度を調整する方法がわかれば、画面の中のどの要素にでも焦点を合わせることができます。焦点は、被写体を強調する働きをします。写真を見る人は、くっきりしている対象に目を惹かれるので、ぼやけた対象は見過ごしてしまいます。広角レンズで絞り(F値)の開きを小さく(F16)したら、前景の被写体をくっきりとらえて、シャープな背景で臨場感のある写真になります

 

写真展の壁に掛かっているような素晴らしい風景写真は、絞りの開きをきわめて小さくして(大きな絞り値・F22など)、できるだけ被写界深度を深くし、細部まで鮮明に撮影したものです。それに対して、背景をぼかした人物写真は、長い焦点距離のレンズで比較的広い絞り(F2など)で撮影し、人の目を被写体に集中させています。

 

【オススメ外部リンク】
絞り・被写界深度についてわかりやすい図を見つけたので、こちらを参考にしてみて下さい。
フォトブログハンブルク

 

続いて、ISO感度とはです。

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