医療の知識を身につけるべき理由

みなさんは知っていますか?

 

医療は不完全であり、人間の身体はいい加減なんです。

 

これからの時代は、医療者だけでなく、一般のみなさんが病気や人の身体を理解することが大切です。

 

 

例えば、病院に行ったのに、薬が処方されなければどう思いますか?

 

「せっかく病院に行ったのに!」

 

「私を治す気がないのか!?」

 

「ヤブ医者だ!」

 

など、思ってしまいませんか?

 

実際に、「薬がもらえない=治療をしてくれない」と、感じる方がたくさんいます。

 

 

多くの患者さんは、病院に行く前に

 

・自分にとって必要な薬
・治療方法
・その値段

 

を知りません。

 

そのため、医師に「この薬が必要です」と言われたら、「はい」というしかありません。

 

もし薬の値段を知っていても、薬や医療に関する知識が十分でないことが多く、薬によるメリットとその費用を判断することは困難です。

 

 

医療は、普段の買い物とは異なります。

 

パソコンを購入する場合は、インターネットなどでおおよその値段を調べられます。

 

一方、医療は不完全であるだけでなく、とても複雑であるため、一般のみなさんが判断できないことだらけです。

 

しかし、このままではいけません!

 

ただ薬を使うだけが治療ではないのです。

 

薬には必ず副作用があり、重篤な副作用は命の危険があります。

 

 

薬を使った医療(薬物療法)の目標は、患者の保健並びにQOLを向上させることである。」(第60回国際薬剤師・薬学連合評議会 医師と薬剤師の業務上の関係)

 

このように、薬は患者さんがより良くなる場合にのみ使用するべきです。

 

例えば、我慢できる痛みのときに、胃潰瘍の危険をおかしてまで解熱鎮痛剤を使用すべきではありません。

 

病気をしっかりと理解し、納得したうえで薬を使用することが大切です。

 

 

病気や医療の知識は、自分だけでなく、大切な家族、恋人、友人の役に立ちます。

 

さらには、不必要な薬を減らし、不必要な有害事象をさけることにつながるでしょう。

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