薬には頼らない!花粉症の予防


薬には頼らない!花粉症の予防

薬には頼らない!花粉症の予防

【アレルギー疾患の増加】

 

 

花粉症が増加している要因として、杉などの増加による飛散する花粉数の増加、母乳から人工栄養への切り替え、食生活の欧米化腸内細菌の変化や感染症(回虫・ギョウ虫など)の減少が指摘されています。

 

また、大気汚染や喫煙、ストレスなども花粉症患者の増加に影響していると言われています。花粉症の原因であるIgE抗体はもともと、回虫やギョウ虫などの寄生虫を駆除するために存在していたそうです。

 

この免疫による防御システムは、生物の長い歴史で培われてきたものでしたが、下水道などの環境整備により、寄生虫をもっている日本人が急激に減少しました。

 

つまり、IgE抗体は攻撃する相手を失ってしまい、暴走をおこしているのかもしれません。証明されていませんが、このことも「アレルギー疾患増加の一因」ではないかと考えられています。

 

 

【花粉症予防のために】

抗原である花粉を取り込めば取り込むほど、花粉症の発症のリスクは高くなります。花粉症を発症させないためにも、現在出ている症状を悪化させないためにも、からだに花粉を取り込まないことが非常に大切です。

 

まず、外出時は、花粉をからだに取り込まないように徹底防御することが大切です。インターネットやテレビなどで花粉の飛散情報を確認しましょう。

 

気温が高い日や風の強い日、雨の日の次の日は花粉が多いと言われます。特に、雨のあとは、花粉が水分を吸って破裂し、細くなった花粉も飛散しますので、より注意が必要です。

 

花粉症の約70%はスギ花粉症だと推察されています。これは日本の国土に占めるスギ林の面積が大きく、全国の森林の18%、国土の12%を占めているためだと言われます。

 

外出することで、花粉をからだに取り込む可能性が高くなります。飛散量が多い日は外出を控えるなど、飛散量に合わせた対策を行うことをおすすめします。スギ、ヒノキ、シラカンバ、ハンノキ、イネ、ヨモギ、ブタクサの季節情報は以下の図を参照下さい。






 

また、ウールやフリース、毛織物などの静電気の発生しやすい素材は避け、表面がつるつるした素材の衣服を選びましょう。

 

ポリエステルの素材であれば、洋服の表面には「1から2万個」の花粉が付きますが、ウールのセーターでは「7万から9万個」と大量の花粉が付着すると言われています。

 

家や車、会社、店などに入る前には、衣服に着いた花粉を払いましょう。花粉症でない方が、行うことで周りの花粉症の方への配慮をすることができます。

 

外は花粉でいっぱいです。窓や戸を開けることで部屋の中に花粉が入ってしまいますので、開閉に注意しましょう。また、洗濯物も極力部屋干しにし、衣服や布団に花粉がつかないようにしましょう。

 

部屋干しは臭くて嫌だという方は、新聞紙を丸めたものを洗濯物の下において湿気取りを行うと早く乾くため、においの元となる細菌が繁殖しにくくすることができます。

 

しかし、気をつけていても、部屋の中に花粉は入ってしまいます。頻繁に掃除をし、花粉を除去しましょう。また、室内が乾燥すると花粉が舞いやすくなるので、湿度を40~60%にしておくことが大切です。

 

加湿器は部屋の真ん中辺り、40~100cmの高さに置きましょう。洗濯物の部屋干しでも加湿をすることができます。

 

マスクは、鼻にフィットさせると花粉が入りにくくなります。針金が入っているものは、しっかりと顔の形に合わせましょう。また、耳かけは緩いと花粉が入ってきます。緩い場合は、ひもを短く結ぶなどの対応を行うことをおすすめします。

 

また、花粉症用のメガネも売られていますが、ダテメガネでも花粉を防ぐことができます。コンタクトレンズは、花粉がレンズと結膜の間で擦れるので、メガネに替えた方がよいでしょう。

 

 

花粉の時期には、食事を気をつけることも大切です。食事によっては、症状を悪化させてしまう可能性もあります。肉よりも魚を積極的に摂り、アルコールや香辛料は控えめにしましょう。また、エゴマ油やシソ油がアレルギー症状を軽減する効果が期待できると言われます。

 

 

人の腸内には100兆以上の腸内細菌がいると言われます。腸内細菌は想像以上に多種多様な種類が存在しているだけでなく、生体との密接な相互作用があることが分かってきました。

 

免疫やアレルギー、うつ病、糖尿病などに関係しており、腸内環境は非常に重要だと言われています。食事などと一緒に多くの細菌やウイルスなどの異物が、からだの中に入ってきます。

 

それらの異物からからだを守るために、腸には多くの免疫細胞が存在しています。その数はからだ全体の60~70%だといわれます。

 

腸に優しい食事の仕方があります。それは、飲み込む前によく噛むこと、腹八分目を目安にし、冷たいものは控えめにすることです。腸内のバランスを整えるために、食物繊維や発酵食品を積極的に摂ることもおすすめです。

 

 

【少し難しい免疫とアレルギーの話】
たとえ生きる上で必要だとはいえ、食物は免疫からは異物と判断されます。そこで、食物は免疫応答(アレルギーなど)を起こしにくい物質まで分解され、栄養として小腸から体内に吸収されます。

 

しかし、消化が不十分な場合、食物中のタンバク質などがそのまま吸収されてしまいます。そのまま吸収されないように、小腸粘膜上ではIgA抗体が待ち構えからだを守っています。IgA抗体がしっかり働くことで、アレルギーや過剰な免疫応答が起こりにくくなっています。

 

IgA抗体がうまく働かない場合、異物であるタンパク質などが、そのままからだに入ってしまいます。そして、その異物に対してのIgE抗体が作られ、アレルギー反応を起こしてしまいます。このからだの防御機構を、経口免疫寛容(けいこうめんえきかんよう)と呼びます。赤ちゃんは腸が未発達であり、経口免疫寛容がうまく働かず、食物アレルギーを起こしやすいといわれます。

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