【第2の習慣】終わりを思い描くことから始める

終りを思い描く」とは、ゴール(目的)を設定することです。いくら努力しても、その方向性が間違っていた場合、すべてが水の泡になってしまいます。

 

人生の目的を設定することは、なかなかの難題です。自分の生きかたは自分で決められるのに、多くの人はそれを忘れ、無意識に他人が決めた脚本通りに生きています。そして、人生の終わりに後悔します。

 

そうならないためには、「自分自身の人生の脚本づくり」を意識する必要があります。人間特有の能力である「自覚」、「想像力」、「良心」という、3つの能力を駆使すれば、必ず「目的」を見つけることができます。

 

そして、目的を明確化させることが大切です。目的があいまいだと、必要な行動といらない行動の選択基準もあいまいになります。これでは目的の達成にむかえません。目的がはっきりするだけで、やるべきことの区別がつき、主体的に選択し、目的の達成に近づくのです。

 

人生の目的を見つけるとき、まず自分が「どんな最期をむかえたいか」を考えます。そして、自分にできること、自分が大切にしていることは何か、はっきり意識しながら、自分の生活の中心を考えます。

 

「人生の目的」は、ただ漠然と未来を考えても見えてきません。自分だけの人生の目的を見つけるためには、日々の生活の中心を自覚し、行動を変える意識をもつ必要があります。生活の中心に置くのは、「物」ではなく、もっとも大切にしたい「価値観」(誠実さ、貢献、勇気、努力、思いやりなど)を置きます。

 

そして、その価値観は「原則」に基づいていることが重要です。この原則とは、他人や物事に影響されてもブレない、基本的な価値観(公正さ、誠実、勇気など)をさします。

 

自分の人生において、「何が大切で、自分はどうなりたいのか」を原則に基づき自分の人生の脚本を描きましょう。そうすると、人生の目的を見失いません。そして、ブレることのない、充実した日々を過ごすことができます。

 

続いて、第3の習慣・最優先事項を優先するです。

 

 

【人間力を高める1冊】(参考書籍)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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