市販の胃腸薬の選び方(胃)


市販の胃腸薬の選び方(胃)

市販の胃腸薬の選び方(胃)

胃の痛み、むかつき、胸やけ、吐き気など、胃の不調はさまざまです。「いつから胃の不調がはじまったのか」が、非常に重要です。感染(ノロウイルスやロタウイルスなど)が原因の急性胃腸炎は、家族や周りの方で同じような症状の方がいる場合が多いです。

 

感染や、生ガキなどの食べ物が原因の場合、胃の不調があらわれるまでに2~3日かかることがあります。つまり、胃の不調の原因を探すためには、その日だけでなく2~3日前も含めて考えなければなりません。

 

胃の不調の原因では、先述の「急性胃腸炎」が第一に考えられます。このように軽度な症状であれば「一般的な胃薬」で対応可能です。しかし、3日ほど薬を使って改善しなければ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の危険もあるため、医療機関を受診したほうが良いでしょう。

 

よく使用される「一般的な胃薬」

主な効能・効果 代表的な成分
胃の粘膜を保護し修復させる。 アルジオキサ、ゲファルナート、スクラルファート、セトラキサート、テプレノン
胃酸による「胃への負担」を軽くし、胃痛や胸やけを改善する。 サナルミン、ファモチジン、乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム
胃のけいれんなどの痛みを改善する。 スコポラミン、チメピジウム、ロートエキス

 

 

【胃潰瘍・十二指腸潰瘍の特徴】
一般的に、胃の痛みや不快感などがありますが、注意すべきは「出血」です。血液を吐いたり、茶色や黒色のコーヒーのような液体を吐いたり、便真っ黒のようになったりすると出血が疑われます。出血を放置すると最悪の場合、亡くなってしまいますので、早急に医療機関を受診すべきです。

 

【症状が進行しているか】
胃の壁がやぶれている状態である「穿孔(せんこう)」の場合は、猛烈な痛みがおこります。「昨日や一昨日よりも、痛みが増している」、「今までにない痛みを感じている」場合は、医療機関を受診したほうが良いでしょう。

 

 

【胃の不調の原因】
胃は食事だけでなくストレスピロリ菌などさまざまな原因により不調をおこしてしまいます。食事では、胃酸を増やすといわれる油もの、刺激物、カフェイン、アルコールなど。では、痛みや熱をとる「消炎鎮痛薬」、血液をさらさらにする「アスピリン」、骨を強くする「ビスホスホネート製剤」などに注意が必要です。

 

 

【体重減少は大きな病気】
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどで、消化管が変形し食べ物が通過しにくい狭窄(きょうさく)をおこすと嘔吐(おうと)が起こります。感染症での嘔吐とは異なり、食欲が長期間なく、どんどん吐いてしまいます。そして体重がどんどん減少します。この場合、胃の検査をするために医療機関を受診すべきです。

 

 

【胃炎と似たほかの病気】
みぞおちの辺りの痛みがあるからといって、胃に原因があるわけではありません。膵臓胆のうの痛みもみぞおちの辺りで痛みがでます。膵臓の痛みは、アルコールや焼肉や油ものを食べたすぐあとに背中や胃の辺りにでることがあります。胆のうの炎症や胆石、十二指腸潰瘍は右側に偏って出やすいという特徴があります。

 

また、虫垂炎でも胃の不快感(胃が引っ張られる感じ)がおこりやすいです。初期にはおこりにくいのですが、1~2日で進行し、右の下腹部を触ると非常に強い痛みを感じるといわれます。階段を降りるときの振動がひびいて痛む場合や、発熱がある場合は、虫垂炎などの「胃以外の病気」が疑われます。

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