薬剤師の歴史と機能・役割


薬剤師の歴史と機能・役割

薬剤師の歴史と機能・役割

【薬剤師の基本情報】
明治22年(1889年)、本格的な薬事制度である「医薬品営業並取扱規則」(薬律)が制定され、「薬局」、「薬剤師制度」が誕生しました。以来120余年、薬剤師は医薬分業の実現に邁進しつつ、医薬品の開発・研究製造流通調剤販売市販後安全対策学校行政など、あらゆる分野に従事してきました。

 

現在(2015年)、薬剤師は「医療の担い手」(1992年)、薬局は「医療提供施設」(2006年)と医療法に明確に位置付けられ、医薬分業率も67.0%(2013年度)に増加しています。また、6年制の薬剤師養成教育を受けた薬剤師が社会に出るなど、薬剤師は新たな時代を迎えています。

 

一方、わが国の社会的課題である「少子高齢化」は深刻です。2025年には、高齢人口が約3,500万人(人口の約4割)に達すると推計されており、社会保障制度(医療、介護、福祉など)についても大きな変革の時期に至っています。この変革において、薬剤師は、薬物療法の高度化や、在宅医療を含む地域医療の推進などの社会的期待が増しています。

 

しかし、医薬分業に対する厳しい声や、薬剤師の質に対する厳しい声があることは事実です。このサイトでは、主に薬局の機能や制度(医薬分業など)、薬局薬剤師について、みなさまに有益な情報をおりまぜて書かせて頂いております。サイト内の他ページもご覧いただけると幸いです。

 

【薬剤師・医師・歯科医師の任務】
(薬剤師法)
第一条  薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

 

(医師法) 
第一条  医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

 

(歯科医師法) 
第一条  歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

 

薬剤師は、「調剤」のみならず、「医薬品の供給」並びに「薬事衛生」 をも、担うべき専権業務として期待されています。また、「公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする。」という任務の目的は、昭和23年(1948年)に制定された医師法・歯科医師法の第一条と全く同一であり、かつ他の医療職の条文には表現さ れていません。つまり、薬剤師法の制定に当たり、国は、既に制定されていた医師法・歯 科医師法の任務規定にならい、薬剤師を、医師・歯科医師と同様の独立した医療職として規定したものと思料されます。

 

調剤とは、医師・歯科医師・獣医師から発行された処方箋に基づき、医薬品を交付すること。一部の例外を除き、薬剤師の独占業務である。(wikipediaより)

 

狭義には上記のように考えられますが、広義には(1)薬剤の管理、(2)処方監査、(3)薬剤の調製、(4)服薬指導、(5)薬剤の交付、(6)モニタリング(薬剤の適正使用、有効性の評価、副作用の有無等)など、「第五世代(オレンジ色枠内)」の全てを調剤業務と考えるように、薬局の業務は変化(進化)しています。

 

 

 

【医薬分業の歴史と薬局・薬剤師の誕生】
明治4年(1871年)、日本の近代化が進められる中で、医学教師としてドイツから来日したL.ミュルレルとT.E.ホフマンの2人の医師は、「ドイツの医制を参考として日本の医療制度を確立しようとするのであれば、専門家を招聘(しょうへい)して薬学教育を行うことが急務である」と進言、また、医師が医薬を兼業する日本の医療の状況を厳しく批判しました。両医師の進言により、当時、医療・医事行政を所轄していた文部省は、医薬分業制度の導入を太政官(だいじょうかん)に上申しました。明治7年(1874年)8月18日、明治政府は、わが国最初の医事法規「医政」を公布、これにより「薬舗開業制度」が創設され、西欧におけるアポテーク、すなわち「薬舗主(後の薬剤師)」制度が設けられました。明治22年(1889年)、本格的な薬事制度「医薬品営業並取扱規則」(薬律)が制定され、「薬局」、「薬剤師制度」の呼称が生まれました。
医薬分業、薬剤師制度の導入について、文部省は、太政官への上申書において、「自ら薬をひさぎ候により百端の弊害を生ず」とその理由を挙げています。すなわち、制度創設の目的は、「医薬品の適正な使用を確保し、安全性を守る」ことだったのです。

 

 

【薬局以外で活躍する薬剤師について】
生命科学、遺伝子科学の進歩等により、医学、薬学は日進月歩で進展し、薬物療法は高度化多様化しています。一方、人の体にとって異物である医薬品は、どれほど医学・薬学が進歩しても、安全性の管理が不可欠であり、薬物療法の進歩、発展は「医薬品の安全管理」があってこそのものです。それは、医薬品の開発研究から、製造、流通、使用に至る全ての過程での「基本認識」でなければなりません。医薬品の開発研究、生産、流通過程において、この基本認識の履行者として薬剤師が先頭に立つことが重要なのです。

 

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