ひとに薬をあげてもいいのか


ひとに薬をあげてもいいのか

薬をあげる危険性

いまだに、友人や家族に薬をあげる人が多いようです。体調が悪くて困っている人がいれば、助けてあげたいと思うでしょう。しかし、あげる側(譲り渡した人)にも、もらう側(譲り受ける人)にも危険があるのです。

 

【お医者さんでもらった薬…】
A:「最近、夜眠れなくて困ってるねん…」
B:「病院でもらっためっちゃよく効く睡眠薬あるから飲んでみる?」
A:「まじで!?ほんならちょうだい!」

 

こんな経験ありませんか?
「医師が処方した薬はあなただけの薬です」
医師が処方した薬を他人から譲り受けて服用すると重大な健康被害が生じることもあるほか、譲り渡した人は、
3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金、又はこれを併科
5年以下の懲役、又は5年以下の懲役及び100万円以下の罰金
等の罰則を課せられることがあります。
詳しくは県警ウェブサイトをご覧ください。
http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/seikatu/shoyouyaku/index.htm

 

 

出典:兵庫県警察 Facebook

 

実際の例ですが、ツロブテロールテープ(気管支をひろげる貼り薬)を「咳によく効いたから」と言われ、受け取った患者さんがいました。この薬は正しく使えば、気管支喘息などによる咳を抑えることができます。しかし、心臓の脈を速くする可能性もあり、受け取った方に不整脈があった場合、心臓に負担をかけるなど非常に危険であった事例です。

 

湿布(シップ)も気軽にあげてしまう場合があるようです。しかし、喘息の患者さんの一部(約10%)はアスピリン喘息だといわれます。この方に対して、湿布などの解熱鎮痛剤を使用すると喘息発作を起こしてしまう危険があります。喘息発作は命に関わる危険な状態です。

 

また、湿布使用後、貼付部(貼り付けた部位)を紫外線に曝露することにより、強いかゆみを伴う紅斑、発疹、刺激感、腫脹、浮腫、水疱・びらん等の重度の皮膚炎症状や色素沈着、色素脱失が発現し、さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがある湿布(モーラステープなど)も存在します。

 

たかが湿布・・・ではありません。自分自身を守るためにも、ひとからもらった薬を使ってはいけません。そして、ひとに危害を加えないためにも、ひとに薬をあげてはいけません。

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