犬の食べられない食品と医薬品の真実


犬の食べられない食品と医薬品の真実

犬の食べられない食品と医薬品の真実

薬は、犬やラットなどの動物実験を経て作られます。
しかし、動物実験で効果があるからといって、人間に効果があるとは限らないのです。
人間と他の動物のからだは異なるため、薬の効きが動物実験と異なる場合があるのです。

 

 
以下、犬と食品の事例をもとに、「インターネットでの薬の情報検索の注意点」をお示しします。

 

こちらは、犬の食べてはいけないとされる「食品」についての動画です。

 

 

【動画内で紹介される食品】
①アボカド
②ブドウ
③カフェイン
④マカデミアナッツ
⑤乳製品
⑥ニンニク・玉ねぎ
⑦生の肉や魚、卵
⑧アルコール
⑨キシリトール
⑩チョコレート

 

人間にとって基本的に害のない食品(アレルギーを持つ方の場合を除く)も犬(ほかの動物)にとっては、危険である場合があるのです。これらの事実から、人間とほかの動物で「薬の効果」が異なるかもしれないと感じられるのではないでしょうか。

 

 

【ある薬の効果の真実】
一般的によく使われている「ある薬」の作用について、重要情報を記載した医療者向けの製品情報(添付文書)に書かれた内容を紹介します。

 

1. 作用機序(薬の効き方)
本剤は血小板及び血管平滑筋における5-HT2(セロトニン)レセプターに対する特異的な拮抗作用を示す.その結果,抗血小板作用及び血管収縮抑制作用を示す.

 

2. 血小板凝集抑制作用
(1)健康成人及び慢性動脈閉塞症患者において,セロトニンとコラーゲン同時添加による血小板凝集を抑制する(ex vivo試験).
(2)In vitroの試験においてコラーゲンによる血小板凝集及びADP又はアドレナリンによる血小板の二次凝集を抑制する.また,コラーゲンによる血小板凝集はセロトニンにより増強されるが,この増強された血小板凝集を抑制する.

 

3. 抗血栓作用
(1)末梢動脈閉塞症モデル(ラウリン酸注入によるラット末梢動脈閉塞)における病変の進展を抑制する.
(2)動脈血栓モデル(血管内皮損傷によるマウス動脈血栓,ポリエチレンチューブ置換ラット動脈血栓)における血栓の形成を抑制する.

 

4. 血管収縮抑制作用
ラットの血管平滑筋を用いたin vitroの試験において,セロトニンによる血管平滑筋の収縮を抑制する.
また,血小板凝集に伴い血管平滑筋が収縮するが,この収縮を抑制する.

 

5. 微小循環改善作用
慢性動脈閉塞症患者の経皮的組織酸素分圧及び皮膚表面温度を上昇させる.
側副血行路循環障害モデル(ラット)における循環障害を改善する.

 

以上、5項目ありますが、そのうちの3項目には動物実験としてのデータが示されています。
例えば、3の抗血栓作用(血管を詰まらないように抑制する作用)について、人間にも効果があるように読み取れます。しかし、動物実験で効果があるからといって、人間にも効果があるかどうかはわかりません。

 

 

【まとめ】
添付文書に、たくさん薬効を書いているくせに、「動物実験の結果が多く信用ならない薬だ!」とお伝えしたいわけではありません。医療者向けに作られた製品情報である「添付文書」は、インターネットの普及によって、医療者以外の方も簡単にみることができます。薬について気になることもあると思います。しかし、添付文書の情報をみる際は、薬の効果を誤解しないように気をつけなければをしてしまいます。

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