心臓の電気刺激、心臓が興奮するときについて|心臓と不整脈


心臓の電気刺激、心臓が興奮するときについて|心臓と不整脈

心臓の電気刺激、心臓が興奮するときについて|心臓と不整脈

ここで少しだけ、心臓の電気刺激について、大分医科大学の高橋尚彦先生の言葉に目を向けましょう。  

 

「心臓の興奮とは、電気がそのまま伝わるのではなく、最初に興奮した細胞を元にして隣同士の1個1個の細胞に刺激が次々に伝わって興奮する。ある細胞が興奮すると、それに隣接した細胞に電気的影響を与え、その電気的影響がある一定のレベル(閾値)に達した場合にその細胞が自発的に興奮する。」

 

 

つまり、高橋先生は、「心臓の個々の細胞に、連鎖的に電気が流れて細胞の興奮が起こるのではない。隣の細胞からやってきた刺激をきっかけにして、後につづく細胞は自発的に興奮している。その結果として、心臓は動く(収縮する)。」とおっしゃっているのです。

 

電気刺激を受けた心臓の細胞は、責任をもって「自分の仕事」をしなければなりません。心臓の細胞は約3,000億個もありますので、全ての細胞がきっちり仕事をこなすことは難しいはずです。仕事をこなせない細胞がいると、心臓の電気刺激が伝わらず、心臓は不整な動き(不整脈)を起こしてしまいます。

 

多くの細胞の一つひとつが、間違いなく自分の仕事をしてくれるでしょうか?それが問題です。
時には、期外収縮のように心臓の動きが狂うかも知れないのです。

 

心臓の期外収縮とは、「あわて者収縮」ともいわれます。心臓の興奮のはじまりは、通常は洞結節からはじまります。しかし、何らかの異常で心臓があわてて、洞結節以外の部分から興奮を起こすことを期外収縮といいます。心房のどこかが興奮し起こる期外収縮を心房性期外収縮、心室で起こるものを心室性期外収縮といいます。

 

心房性期外収縮

出典:高知大学、土居忠文先生の資料「イラストで読む心電図」

 

この心房性期外収縮は、心房のある細胞が間違いを犯し、元締めの洞結節からの正式の刺激が来る前に自分勝手に興奮し心臓を動かしたのです。その間違いから心房も心室も収縮しています。  

 

心室性期外収縮
 
出典:高知大学、土居忠文先生の資料「イラストで読む心電図」

 

これらの間違いとは、いったい何でしょうか。なぜ、このように早い興奮が起きたと思われますか。心臓の細胞は、どのようにして興奮し刺激を伝え、また元の状態に戻るのか。それが理解できれば、心臓の不整な動きについて理解できます。

 

 

心臓の各部位の構造とは?
心臓の細胞が興奮するための特別な環境とは?
その環境はどうやってつくられているのか?
どのように細胞が興奮し、刺激を伝えるのか?

 

これらの謎解きをしていきたいと思います。

 

 

続いて、心臓の各部位の構造(洞結節/心房)

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