心臓と心不全|はじめに


心臓と心不全|はじめに

はじめに

心臓において、血液を押し出す力が弱まると、身体は「血液が足りない!」と訴えます。心臓は必死で血液を送るようにがんばります。しかし、だんだんとその訴えに応られなくなります。

 

心臓はこのように話します。
俺(心臓)の細胞がどうもおかしい。ポンプやチャネル、ギャップジャンクションなどが普通ではない!Caイオンの処理もうまくいっていないようだ。このままでは、俺(心臓)の動きがどうなるかわからない。気をつけろ!!

 

 

ここからは、心臓と不整脈につづいて、心臓と心不全について書かせていただきます。最初に、「元千葉大 小室一成先生の言葉」を紹介させていただきます。

心不全は、二つの理由から重要な疾患として考えられます。一つの理由は、患者の多さです。我が国では、現在約100万人の患者がいると推定されています。生活習慣の欧米化と高齢化により、これから確実に増え続けるでしょう。

 

もう一つは、予後が不良であることです。心不全全体の5年生存率は50%であり、重症の場合は3年生存率が30%であり、これは癌に匹敵します。一方で、心不全の治療は確実に進歩し、RA系薬やβ-遮断薬は有意に生命予後を改善することがわかってきています。

 

心不全を理解するためには、心臓を知ることが肝心です。でもスターリングの「筋肉は伸張により張力を増す」、という有名な法則があります。この分子の実体は何か、いまだまだほとんど分かっていないのです。

 

心拡大は、心筋の壁のストレスを増し心臓を傷害します。神経・体液性因子、機械的因子などさまざまな因子の心機能への影響の深い理解が必要なのです。このように十分に心機能を考えながら理解してもらいたい、と言われています。

 

一方、宮崎医大の北村和雄先生は、次のように話されます。

慢性心不全は高血圧、虚血性心疾患など様々な循環器疾患の終末像であり、各臓器に血液を送れなくなり生活に障害をきたす病態です。その予後は悪性腫瘍患者と同様にきわめて不良である。

 

また、心不全の基礎研究の進展により、血管新生、炎症、酸化ストレス、代謝などの関連する多くの因子が心不全の発症、進展にかかわっていることが明らかとなり、それらが心不全の治療に対する新しい標的分子として注目されている。 治療は患者のQOLと予後改善を目指して行われ、適切な一般療法によって、悪化による入院、QOLも改善できる。

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