ショッカーが語るリーダーシップと組織論

ショッカーが、しゃべりのロジック内的モチベーションを交えて、今の時代に求められるリーダーシップと組織論を語っています。

 

 

ショッカー「うちに入りたいんだって?うちはいいよ。結構厳しいけどね。まずね、うちのチームはリーダーがぶれてない。目的がハッキリしている。世界征服だ!常に言っているんだ。だから、俺たちもぶれたりしない。そして、俺たちは団結している。」

 

「みんな世間が休んででも俺たちは日々世界征服のために訓練をしている。全然ね、休みを取れないよ。今日、日曜日だろ?朝から撮影をしている。テイク20失敗しているんだ。さっきの爆破シーン、俺3回死んじゃっているから。もうすぐ夕方になるけど、やってて全然疲れない。休みとってないから、ディズニーシーも何年も行ってないね。」

 

「普通の人は遊んじゃうだろ?飲みに行ったりとか。でも俺たちは目的が達成するまで遊びに行かないから。世界征服だ!って、常にリーダーが言ってるから。うちのチームで頑張るといいよ。頑張ると昇格できる。怪人になれるからね。この間も俺の同期のやつが、ほら、何とか男ってのになったばかりだよ。俺も、もうちょっとでなれると思うから。今、頑張ってるんだよ。」

 

 

「でな、今時代が変わって、組織を作るときに何が必要かが変わってきているんだ。昔は給料だけでよかったけど、今はちょっと違う。例えばね、文字ってあるでしょ?古くは抽象文字ってのがあって、アフリカとか洞窟とかに行くと絵柄みたいな文字が書いてあったりするよね。あれは、起きたでき事を時代の後半に伝えるために、抽象度が高い絵柄で文字を書いていたんだよ。」

 

「それがどんどん進化して、今の文字があったりするんだけど。俺たちは日本人だから東洋漢字ってあるだろ?じゃあ、リーダーに何が必要かっていうと、東洋漢字の心って字があるよな?東洋漢字の中で心だけが、どことも繋がってない文字なんだよ。心っていう字。つまり、自分だけでも、泣いたり、笑ったり、喜んだり、振り幅が広いわけよ。だから、心が繋がってない。そして、組織というものは、一人でもバラバラの心、それがいっぱい集まっている状態(なんだ)。」

 

「つまり、良いリーダーになろうと思ったら、これからの時代は、人の心を動かせなかったら大きな組織にはなれなかったりするんだよ。そんなときに、うちのリーダーは目的がブレない。世界征服だ!そのために、ライダーを倒すんだ。だから、俺たちも忘れないわけだな。で、その心を一つに、同じ方向のベクトルに向けれる。こういったものを学ぶと大きな組織をまとめられたりする。」

 

「そんなときのコツにしゃべるときの話し方があって(しゃべる時にはコツがある)。普通の人っていうのは、これをするんだぞ(目標)ってのを、先に言っちゃうんだな。目的を言うのを後からする。そうすると人の心が動かないんだよ。だから、一番最後の目的の部分を最初に言う。つまり、良いリーダーっていうのは、しゃべるときのロジックが普通の人と逆になっているんだな。」

 

 

「例えば、孫正義とかも自分の構想を一番最初に言うだろ?つまり、感情が動くところ。自分の気持ちが動くところを相手に伝える。そこからはじめて、今何をすべきか。これをもうちょっと具体的にいうと、なぜそれをしたいのか。どういう問題があって、どうしなければならないのか。だから、今これをやるべきだと。そういう順番でくるんだ。」

 

「例えば、アメリカのキング牧師。しゃべるときのスピーチで有名なのが、私には夢がある。今黒人はこれだけ、虐げられている。だから、法律を変えるべきだ。そういう順番になっているだろ。」

 

「スティーブジョブズもそういう話し方をするよ。普通だったら、iPhoneというものができました。インターネットもやれて、電話もやれて、カメラも撮れる、音楽も聴ける。再発明です。これだと人はきかないわけだよ。じゃあ、どういう順番なのか。私たちは時代を変えようとしています。芸術品を作ろうとしています。音楽も聴けたり、写真も撮れたり、電話もできたり、インターネットもできたり、そんなバラバラだったものが、一つでできればどれだけ嬉しいでしょう。私どもは発明しました、iPhoneです。ってスピーチで言っただろ。ロジカルが逆になってたんだよ。」

 

「うちの組織に来ればこういうことも覚えられるから。その組織の人を頑張らせようと思ったときに、良いリーダーはどう考えないといけないかというと(つぎのようなことがあげられます)。昔は、やる気動機づけで(モチベーション2.0)、インセンティブ、つまり外的要素でやる気になるものを与えてやれば、人はやる気になったんだよね。例えば、旅行に行けるとか給料が上がるとか。」

 

「ところが、データでクリエイティブな要素があるもの、考えなければいけないものに関しては、インセンティブだけでは人は動かないと。労働的な仕事だとインセンティブだけで動いていた。これが、この時代から別のモチベーション、やる気が必要だって言われてきた。それがモチベーション3.0って言うんだけど、このモチベーション3.0ってのは内的動機、内的モチベーションが重要だっていう考えなんだね。」

 

「例えば、組織とか団体に属して、重要感とか使命感とか、自分が(この組織にいて)よかったなと感じられるものとか。やりがいが芽生えるものとか。わかりやすく言うと、その環境において自分が成長できるって感じれたら、人はインセンティブを後回しにして頑張れたりする。こういったことが、最近データとしてわかったんだよね。」

 

「例えば、子供のころに積み木とか与えると、後から何も貰えないのに延々と積み木を積んでいる子がいたでしょ。そういうのは、モチベーション3.0という内的モチベーション。これができるようになったら成長するんだ。これが強く働いている。野球をやり始めたときに、素振りを夜な夜なしたり、頑張ったりする行為をやった覚えがあるでしょ?あれも、打てなかったボールを打てるようになったりするという成長に興味をもって頑張れたりするんだよね。」

 

「そういうところをリーダーはわかっていなければならない、そういう時代になってきている。そして、育てることはどういうことかというと、その人のレベルに合わせなければならない。」

 

「例えば、その人のレベルと挑戦のレベルがあるとするよ。その人のレベルが高くて、挑戦のレベルが低いと退屈と思うんだ。わかります?もう一度いいます。その人のレベルが高くて、挑戦のレベルが低いと退屈と思う。じゃあ、その人のレベルが低くて、挑戦のレベルが高すぎると難しいって思う。それが、ちょうどいい感じのところが、スポーツでいうフローゾーンといって一番集中できるところ。その環境にいるときが、一番成長を感じられる。そして、次に次にチャレンジしたい、そういう内的モチベーションがかかる環境だと言われている。」

 

「そんなことをこの組織で一緒に学べると良いと思うよ。うちに来ないか?」

 

シーン21撮影入ります。 イィー!

 

 

 

【ショッカーが語るリーダーシップと組織論(動画)】

 

 

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