熱中症の応急処置と予防のしかた


熱中症の応急処置と予防のしかた

熱中症とは

毎年夏になると、熱中症のニュースをよく見かけます。お祭り、海水浴、花火大会、フェスなど、夏はイベント事がたくさんあります。その際に、熱中症になってしまうと楽しいイベントが台無しになるかもしれません。短い夏を楽しく過ごすためにも、熱中症を学び、予防することが大切です。

 

 

【からだと熱中症】
熱中症とは、暑さなどの熱によっておこる「健康被害」の総称です。人のからだは、熱を生み出したり(産熱)と、熱を逃がしたり(放熱)し、バランスをとっています。しかし、何らかの原因で熱のバランスがくずれると、熱中症がおこります。

 

からだを活発に動かすと、筋肉でたくさんの熱が作られます。さらに、日差しや照り返しなど、暑いところにいると、からだの熱が逃げづらくなります。汗をかくことで、体内の熱を逃がすことができます。しっかり汗をかくためにも、こまめな水分摂取が大切です。

 

 

【熱中症のチェックと応急処置】
夏場の、めまいや頭痛、吐き気、だるさ、意識障害などの「からだの不調」は、熱中症の可能性があります。過去12時間以内に暑い環境にいた場合には要注意です。熱中症が疑われた場合には、以下のように対応しましょう。熱中症の方は自力で回復できない場合が多く、周りの人の気配りが大切です。

 

▶意識がある(会話が正常にできる)場合
すぐに涼しい場所に避難し、服をゆるめ、からだを冷やしましょう。氷のうや冷えた大きめのペットボトルをハンカチなどでくるんで、首、脇の下、太もものつけ根を集中的に冷やすと良いでしょう。自力で水分がとれるようなら、水分、塩分を補給します。症状が良くなるまで、そのまま安静にして十分に休息をとりましょう。

 

▶意識がない(会話が正常にできない)場合
意識がなければ、はやめに救急車を呼びましょう。救急車が到着するまでの間、先ほどの方法で体を冷やします。意識がない人に無理やり水を飲ませないように注意してください。医療機関へは、倒れたときの状況を知っている人が付き添い、発症時の状態を伝えることが大切です。

熱中症対策

▶暑い日中の外出を避ける
1日の中でも特に暑い時間帯は、午前11時頃~午後3時頃です。買い物や通院、人との約束などは朝はやくや夕方以降に予定するなど、暑い時間帯の外出はなるべく控えましょう。もしも外出する場合には、帽子や日傘で直射日光を避け、風通しのよい服装で出かけましょう。

 

▶正確な室温チェックを
室温を体感で判断しないようにしましょう。長時間、同じ場所にいると気温の変化に気づきにくく、暑い環境で過ごしてしまいます。室内に温度計を用意して、少なくとも30℃を超えたら冷房を利用し、熱をからだの外に逃がしましょう。

 

▶冷房温度は外気温-5℃程度で
外気温と室内の気温差があまりに大きいと、温度差によってバテてしまいがちです。冷房温度は外気温-5℃以内の設定を心がけましょう。ただし、外が35℃を超えるような暑さのときは、-5℃以内にこだわらず28℃程度に設定すると良いでしょう。

 

▶首筋・わきを冷やして熱を放出させる
熱中症を防ぐには、からだに熱をためないようにするべきです。体内の熱を発散させるには、首筋わきを直接冷やすと効果的です。この方法は、職場や屋外など気温の調整をしにくい場所で特に有効です。

 

▶汗をかける体をつくる
普段から冷房環境にいたり、運動不足で汗をかき慣れていないと、汗を分泌する汗腺の働きが衰えてしまいます。湯船につかったり、運動をしたりして、しっかり汗をかけるからだ作りを心がけましょう。

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