トラウマを捨てる|アドラー心理学


トラウマを捨てる|アドラー心理学

トラウマを捨てる

人に変われない部分などありません。変えられない過去ではなく、これからを変えましょう。

 

トラウマとは、精神的ショックや恐怖が原因で起きる心の傷といわれます。トラウマが実在するのであれば、それを理由にさまざまな課題を避けることができます。このため、アドラーはこの「トラウマ」を否定しました。

 

人はみんな、人生について「自分が持っている仮説が正しいことを肯定する理由」を常に探して生きています。そして、「こう振る舞ったほうが、自分にとって役に立つ」という学習の積み重ねが、性格の根底にあります。

 

例えば、「人は信じられない」と仮定して生きている人を考えてみましょう。この人は、自身の体験の中から嫌なでき事だけを取り出して、「やっぱり人は信じられない」と仮説を肯定しています。そして、あたかも人は信用できないかのように振る舞います。本当は、人を信じて嬉しかったこともたくさんあるはずなのに、そのことについて考えようとはしないのです

 

トラウマを使うと自分を欺くことができる

人は「自分はどのような人なのか(自己像)」と「世界はどういうところであるか(世界像)」についての考えを持っています。自分は医療人で、世界は病気であふれていると思っていれば、「私が病気を治そう」という考え方に至ります。しかし、この考えは、あくまで「考え」であり「事実」ではありません。

 

生きていると日々、いろいろなできごと起こります。そのできごとに対し、自己像と世界像により「どう意味づけ」するかが大切です。例えば、「計算間違いを指摘された(事実)」としましょう。そこに、「自分は計算間違いをしやすい(自己像)」と「周りの人は意地悪だ(世界像)」という意味づけが加わると「助けてもらえなかったから間違った。もう計算なんてしない。」という意味づけをするでしょう。

 

しかし、この計算間違いという事実を「失敗」と意味づけたのは自分です。そして、過去のできごとを「トラウマ」と意味づけるのも自分自身なのです。トラウマとしてしまえば、できない理由や言い訳ができるので便利です。人間は常に有能であることを目指している生き物なので、課題に挑戦すると、自分の無能が明らかになるのが怖いのです。

 

ここで、自分が不完全であることを認めることも大切です。そうすることで、失敗してもいいと思えます。間違いを指摘されても受け入れることができます。これがアドラーの言う「勇気の出し方」です。

 

続いて、ライフスタイルを分析するです。

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