糖尿病の基礎知識と3大合併症|糖尿病とは
人間の血液の中には、色々な成分が流れています。
そのひとつに、「ブドウ糖」があります。
ブドウ糖は、本来、体を動かすエネルギーの源です。
そのブドウ糖が、体の中に多くなり過ぎている(血糖値が高い)状態だと「糖尿病」と診断される可能性があります。
原因は、糖尿病の種類によって異なりますが、我が国の糖尿病の95%は「2型糖尿病」であり運動不足や、食べ過ぎ(カロリー摂取過多)、飲みすぎ等が挙げられます。
また、糖尿病を放置していると3種類の合併症が起こってしまいます。
【3大合併症】
糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害⇒(3大合併症の詳細を知りたい方はこちら)
腎臓が悪くなると「人工透析」をしなければならない可能性があります。
人工透析は、週3回、1回に4~5時間の時間がかかります。
透析を始めた後でも、残っている腎臓の機能を守り、体調を良好に保つためにも、食事制限は必要です。
また、網膜症になると目が見えなくなってしまうかもしれません。
神経障害は、手足のしびれだけでなく、味覚が失われて美味しい食事ができなくなるかもしれません。
それだけでなく、糖尿病の放置は脳卒中や心筋梗塞等の重大な病気を誘発するかもしれないのです。
恐ろしい「糖尿病」ですが、放置しなければ良いのです。
糖尿病かどうかは、検査をすることで簡単にわかります。
健康診断が一般的ですが、近年では薬局での血液検査も注目されています。
予備軍を含めると、全国に2,210万人いるといわれる「糖尿病」、あなたにも可能性はあるのです。
何よりも、早期発見が重要です。
気になる糖尿病の予防と治療については、別のページで解説します。
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