SCAP法|ポリファーマシー解決法
ポリファーマシーとは、明確な基準はありませんが、「必要以上に薬をのんでいる状態」をさします。近年、ポリファーマシーによる有害事象や飲み間違いなどが社会的な問題となっています。このポリファーマシーを解消するために、「SCAP法」が用いられます。
SCAP法
SCAP法は、抗精神病薬の減量方法のひとつです。「1つづつ、ごく少しづつ、休んでも戻しても可」とし、徐々に減量を行います。臨床試験の結果、忍容性に優れ、安全性と効果は減量してもしなくても変わりありませんでした。(2剤以上、クロルプロマジン換算 500~1,500 mg/ dの入院・外来の統合失調症患者 55施設、163名)
SCAP法の注意点
- 減量は状況に応じて毎週・あるいは2週ごとに1回、を繰り返す
- 減量は1回あたり1剤、シートの減量限界以内 (つまり減らさない・戻すことも可能)
- 減量期間は3ヶ月から6ヶ月
- 新規薬剤の切替や上乗せはしない
詳しくは次のリンク(外部サイト)をご覧ください。
SCAP法による抗精神病薬減量支援シート