糖尿病に必要な検査


糖尿病に必要な検査

​糖尿病に必要な検査:採血、体重、血圧

一般的には、血糖値HbA1cを測定します。HbA1cでは評価しにいく場合(ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症など)には、グリコアルブミン(GA)、1,5AG(1,5アンヒドログルシトール)が用いられます。

 

血糖値
採血をしたその時点での「血糖の濃度」です。空腹時血糖値、食後〇〇時間血糖値と、測る時間によって呼び方が変わります。

 

病院で空腹時に測定する場合、患者に対してストレスがかかります。さらに、食事の時間が変わるため、インスリンや内服薬の服薬管理が乱れる危険性があります。とはいえ、「インスリン分泌」や「インスリン抵抗性」をチェックするためには意味のある検査でもあります。

 

HbA1c
ヘモグロビンは赤血球内で酸素を運搬しますが、血液中のブドウ糖と結合(タンパク糖化)し働きを失います。体内すべてのヘモグロビンのうち「ブドウ糖と結合(糖化)したヘモグロビンの割合」がHbA1cです。赤血球の寿命が約120日であることから、約1〜2ヶ月の平均血糖値を反映します。

 

あくまで平均的な指標ですので、1日や1週間などの急激な血糖値の変化を把握しづらい特徴があります。つまり、HbA1cが正常だからといって安心ではありません。HbA1cが正常ですが、食後の血糖値が高い方もいらっしゃいます。

 

異常ヘモグロビン血症、溶血、腎不全、妊娠、個人差など、赤血球の寿命や代謝異常の影響を受けます。

 

グリコアルブミン(GA)
体内全てのアルブミン(Alb)のうち、「血中ブドウ糖とくっついた血清アルブミン(糖化産物)」の割合をグリコアルブミン(GA)といいます。正常値は11〜16%であり、過去約2週間の平均血糖値を反映します。

 

安定している患者では、グリコアルブミン(GA)の3分の1が「HbA1cのおおよその値」となります。HbA1cよりも変動が早いため、治療方法変更時の効果判定、不安定型糖尿病、妊娠糖尿病での経過観察に用いられます。ただし、ネフローゼ症候群(体外にタンパク質が出ていきやすい状態)、甲状腺機能亢進症では低値となります。

 

 

 

1,5AG(1,5アンヒドログルシトール)
1,5AGは、ほとんどの食品に含まれる単糖類です。人の体内にも一定量存在しており、その基準値は14.0μg/mL以上です。尿糖が出現する高血糖状態(およそ180mg/dL以上)では、尿中に排泄され血中1,5AG濃度が減少します。つまり、1,5AGは血糖値が上昇するほど、数値が低下します。個人差が大きく、低栄養状態では測定できません。

 

食後高血糖など血糖の日内変動の把握に用いられます。腎性糖尿、SGLT2阻害薬服用、妊娠後期、高カロリー輸液の長期使用、重症肝硬変、ステロイド服用で低値を示します。また、人参養栄湯(にんじんようえいとう)、加味帰脾湯(かみきひとう)などの漢方薬服用で高値となります。

 

糖尿病と体重
標準体重(身長×身長×22)や20歳ごろの体重、体組成を理想にした場合の体重を参考に、目標を設定します。治療によって肥満を助長させたり、痩せを誘発させてはいけません。

 

糖尿病と血圧
基本的に、130/80mmHg未満を目指します。血圧は、大血管障害だけでなく、網膜症、腎症、神経障害、認知症などの合併症にも大きく影響します。

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