薬剤師はなぜ、退職を引き止められるのか?上手に退職するための対策と伝え方
やっと自分に合う転職先が見つかり、上司に退職の話をすると、多くの場合引き止められます。
なかには、いくら話しても受け入れられず、転職を諦めてしまうケースも…
なぜ、上司は退職を引き止めようとするのでしょうか?
1.なぜ、退職引き止めにあうのか?
薬剤師は、薬剤師免許がないと薬局や病院などで調剤できません。
薬剤師免許は誰でも持っている資格ではないので、あなたの代わりを見つけるのはなかなか難しく、大事な薬剤師がいなくなるのは、会社にとってとても困る出来事なのです。
今よりも良い給料や待遇を提示して、あなたを引き止めようとするかもしれません。
しかしそれは、会社の都合で言っているだけなので、あなたの気持ちは無視です。
他にもあなたに残ってもらえるように、上手いこと言ってくるかもしれませんが、残ったところで後悔した薬剤師がほとんどです。
退職すると決めたら、強い意志で上司に報告しましょう。
2.退職引き止めにあわないような退職理由を考える
退職理由は必ずポジティブな理由にしましょう。
・キャリアアップしたい。
・今の職場では出来ない仕事がしたい。
など、ポジティブな理由だと引き止めにあいにくいです。
もし退職理由が、
・人間関係が悪い。
・給料が低い。
などの場合は、他の理由も考えてみましょう。
退職理由を全て伝える必要はないので、退職理由を全て書き出して、ポジティブな退職理由になるようにすればいいのです。
嘘はすぐばれてしまうので、嘘の退職理由だけはやめましょう。
どうしてもネガティブな退職理由しか出てこない場合は、ポジティブな退職理由になるように表現を変えます。
3.退職を伝えるタイミング
退職を伝えるタイミングは「1~2ヶ月前」が望ましいです。
法律上は、「退職の2週間前に上司に伝える」ことになっていますが、引き継ぎや新しく入る薬剤師を探すのに2週間前は短すぎるので、最低1ヶ月前には退職の意志を伝えましょう。
会社によっては規則で決まっている場合があるので、一度、従業員規則を確認するのも大切です。
あと、できれば忙しくない時期に退職を伝えましょう。
少し余裕がある方が、上司としっかり話せます。
4.引き継ぎなど気を付けること
無事、退職が決まったからと安心してはいけません。
最終日まで気を抜かず、しっかり業務を全うしましょう。
引き継ぎは、業務内容をリストアップして漏れがないようにします。
漏れがあると、辞めたあとに電話がかかってきたり、わざわざ前の職場まで行かなければいけないことがあるかもしれません。
あと、経験上の知識も伝えるとなお良いです。
医師、患者さんなど、お世話になった方たちに挨拶を忘れずに。
会社から支給されているものは全て返却します。
・健康保険証
・白衣
・定期券
など。
会社に預けているものは必ず返してもらいましょう。
・薬剤師免許証
・保険薬剤師登録票
・年金手帳
など。
・雇用保険被保険証
・源泉徴収票
も忘れずに受領します。
転職先が決まっていない場合は、「離職票(雇用保険被保険者離職票)」をもらいます。
離職票がないと、失業手当の手続きができません。
5.それでも不安な場合は、転職エージェントに相談
これだけ準備しても不安はつきものです。
退職理由はこれでいいのか?
退職するときに不備はないのか?
転職エージェントはこんな相談も聞いてくれます。
まずは、転職サイトに登録してみましょう。
6.おすすめ転職サイト
転職先:
調剤薬局 ドラッグストア(調剤併設) 医療機関・企業
・「お仕事ラボ」は細部までしっかりヒアリングしてくれ、素早く精度の高い求人を紹介している。
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・希望者には入社後も面談有り。
・20代、30代に強い転職サイト
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